自分を否定する必要はない。自己否定に打ち勝つ心を作ろう。
【Aさん】
はぁ~こんなに仕事がんばっているのに、なかなか結果が出ない。。
【Aさんの頭の中の煩悩】
(自分はなんてダメな人間なんだ)
(しょせん自分には無理だったんだ)
(自分なんて生きている価値もないのかな)
【Aさん】
また、自分の頭の中のモンスターが暴れだしてる。。
【TAROMARU】
もしも~し、大丈夫ですか?
【Aさん】
んっ、これはTAROMARUさん!?
【TAROMARU】
また煩悩がでてきたのですね?
何かあったのですか?
【Aさん】
なんか、うまくいかないことがあると、つい自分を否定したくなってしまって。
【TAROMARU】
コンプレックス、挫折感、今の時代、自分を否定して苦しんでいる人も多いみたいです。
だけど自分を否定するなんて、全然必要ないんですよ。
【Aさん】
そうなんですか?
【TAROMARU】
むしろ、いかに否定しないかの方が重要なんです。
自分を否定すると苦しむだけですから。
それに、自分を否定する思いも、頭の中で起こる「妄想」にすぎませんしね。
この自己否定する気持ちに打ち勝つ心を作りましょう。
練習すれば、きっとうまくいきますよ。
自分を否定すると苦しくなる理由
【TAROMARU】
そもそも自分を否定すると、どのようにして不快な気持ちが生み出されると思いますか?
【Aさん】
う~ん、そうですね、まず自分に対して怒りが湧く気がします。
【TAROMARU】
そのとおり。自分を否定すると、承認欲が満たされない「怒り」が生み出されるのです。
その怒りは「攻撃」か「逃避」を選択します。
例えば、
【攻撃】キレる、怒鳴る、自分を責める
【逃避】無視する、サボる、鬱になる
このとき
「なんとかしないと」と考えがちですが、
実はこれも自己否定する考えなので、新たな「怒り」、つまり攻撃か逃避かの反応を生み出すという、負のスパイラルに陥ります。
【Aさん】
そうなんですね
【TAROMARU】
そうなると、当然、執着するようになり、苦しみが生まれてしまいます。
自分を否定しない方法
【TAROMARU】
どんな状況であれ、自分を否定しないことを心がけてください。
【Aさん】
はい。自分を否定すると、苦しみにつながっていくことは理解しました。
でも、理屈でわかっても、うまくいきますかね。
【TAROMARU】
はい。結局は妄想から来ているので、意識をうまく変えれればいいのです。
これをぜひ習慣化できるようにしてください。
意識を、妄想から、五官で感じる「感覚」に向けるようなことをする。
例えば、散歩する、深呼吸し、腹部の膨らみや鼻腔を空気が通る感覚を意識する。
②一度落ち着いて、視点を切り替えてみる
自己否定したいときは、視野が狭くなっているため、外の景色を眺めたり、空を見上げたり、いろんな人がいることなど、見渡してみる。
③「わたしはわたしを肯定する」と自分に言い聞かせる
暗示のような現実とかけ離れた言葉ではなく、現実に沿ったシンプルな言葉が有効。「どうせ」「しょせん」「自分なんて」とつぶやく前に、この言葉を強く念じてみる。
【TAROMARU】
人生に失敗はつきものですが、肝心なのは「その時どう対応するか」です。
落ち込まない、凹まない、自分を責めない、振り返らない、悲観しない、
それよりも、今を見すえて、「ここからできること」に専念することです。
【Aさん】
自分を否定している場合じゃないですね。
誰かが慰めてくれるわけでもないし。
【TAROMARU】
もちろん、人に迷惑をかけたときは、「すみません」と素直に謝ることが、「今すべきこと」ですよね。
【Aさん】
そうですね。
【TAROMARU】
ちなみに「自分を否定しない」ことは「自分が正しい」※1と思うことではありません。
そもそも「自分は優れている、劣っている」だなんて、両方とも妄想で、苦しみにつながるので、自分の価値なんて判断しない方がいいんです。
【Aさん】
そうですね。
これからはどんなときでも「自分を否定しない」ように生きていきたいと思います。
※1「自分が正しい」という思いについての記事はこちら
※「本物の自信」をつける方法についての記事はこちら
※本記事は、原著を踏まえたTAROMARUの解釈に基づき執筆しています。気になる方は、ぜひ原著をお読みください。