【不安は妄想】ネガティブな妄想が止まらない人に効くブッダの知恵

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TAROさん
TAROさん

こんにちは。あなたは「妄想している」と自覚することはありますか?

1.ネガティブな「妄想」が止められないのはなぜか?

毎日妄想漬け。しかし妄想で道を踏み外す?

「妄想」とは、現実にないことを空想することですが、あらためて考えると、毎日妄想漬けになっていませんか?

実は人間って、妄想するのすごく好きなんだそうです。

特にエネルギーも使わないし、暇さえあれば、ずっと妄想してたり。

豆知識ですが、妄想の『妄』という漢字は、訓読みで「みだ(りに)」と呼びます。

意味は「道理を踏み外す」「心が迷う」などで、そもそも妄想とは、どちらかというと悪い意味で使います。

実際、Googleで「妄想」としらべると、心療内科などのサイトがずらりと並び、精神医学用語としても使われます。

放っておくと人生にダメージも

妄想の特徴として、気にしないで放っておくと、いつの間にか悪い方向に向かってしまうことがあります。

楽しい妄想ならまだしも、ネガティブな感情って強いので、どうしてもネガティブな妄想になりがち。

そして、これが習慣化してしまうと、病気になったり、自分にも周りにもマイナスな行動をしてしまったり、人生に大ダメージを与えかねません。

それに重症になると、自分の「妄想」を疑いもせず、家族や上司、医者が言うことでも、周りが変なことをいっているという風になり、妄想から抜け出せなくなります。

妄想を知り、心も晴れやかに

日ごろから、妄想を意識しうまく対処できていれば、早いうちに手を打つことができ、ストレスに強くなったり、メンタルの病気を予防できたりするだけでなく、心のモヤモヤがすっきり晴れ、人生に幸福を感じることができるようになります。

そこで今回は、「妄想とは何か?」「なぜ妄想に気付くことが大切か?」についての記事を書きました。過去にも記事を書きましたが、非常に深くて重要なテーマですので、ぜひご参考にしてください。

2.「妄想」とは?

(1)頭の中で何か思い浮かべている状態

誰もが寝ても覚めても行っていることですよね。

注意すべきは、苦しみにつながるような「無意味な妄想」です。例えば、こんなものです。

  • 思い出して不快になるようなこと
  • 将来を想像して、不安や緊張したりすること
  • 自分のことを価値がないという否定的な判断 
  • 物事に集中できないような音や映像など

🔳妄想が悩みを生み出すメカニズムはこちらの記事をご参照ください
【恐怖の妄想力】メンタル系の悩みは、99%妄想でした。

(2)手を使ってできる範囲以外のこと

これは、草薙龍瞬さんの「心を洗う技術」に書いてあったのですが、手を使ってできる範囲にないものは妄想と変わらないという考え。

(私の解釈も含みますが)家族や仕事など、一見現実だと思えることも、自分の判断や思いといった妄想を通して見ているものであり、自分の思いだけでは物理的に動かせないものは、妄想と変わらないというのです。

これが意図するところは、人間は、目に見えるモノや人のことを、無意識のうちに、自分の思い通りに動くと思いがちで、実際は、自分の思いとは違う結果になる現実を目の当たりにし、ストレス受けて(心が反応して)しまうのだと言います。

現実=自分で動かせる範囲

妄想=自分で動かせない範囲

これらを、きっちり区別できていると、動かせるのはこの手が届く範囲だけという考えになり、外の世界に振り回せれにくくなるメリットがあります。

(3)仏教的に悩みの正体のひとつ

仏教の世界では、苦しみを伴う反応を「貪欲(求めすぎ)」、「怒り」、「妄想」の3つに分類できるとしています。

「煩悩」というやつですね。

3.「不安は妄想」。妄想を客観視する習慣

妄想ってあんまりよくないんだなってことは、お分かりいただけたかと思います。

妄想し放題はNG

だけど、頭が動いている以上、妄想を完全にストップさせることは無理です。

ましてや、何か問題を解決するためだったり、役に立つことを考えたりする、「意味のある妄想(思考)」だってあるので、こちらをストップさせてはいけませんよね。

ネガティブな「無意味な妄想」を減らすこと

問題なのは、ネガティブな、苦しみにつながる「無意味な妄想」です。

こちらをできる限り減らしていかなければなりません。

というのも、ほとんどの悩みが「無意味な妄想が原因」なんです。

なぜなら、この無意味な妄想によって、人の心は反応し、繰り返されると執着するようになり、苦しみにつながるからです。

【結論】妄想に気づくこと

ではこの「無意味な妄想」を減らすにはどうすればいいのでしょうか?

それは「気づくこと」です。

当たり前のように思うかもしれませんが、妄想していると自覚することが大切です。

妄想はなかなか止められません。

なので、繰り返し繰り返し、妄想するたびに「妄想した」と口ぐせになるくらい、気づくことです。

いわば「妄想の客観視」。妄想していることを客観的に見ることを習慣化する。このことで、妄想漬けから確実に一歩抜け出せます。

この時代の必須スキル「妄想の客観視」

このご時世、自分の思い通りに進まないこと、嫌な出来事、ままならない現実など、、ネガティブな妄想をしやすいときです。

だからこそ、「妄想の客観視」を忘れずに行っていきましょう。

これが習慣ができれば、このネガティブな妄想をストップさせることも可能となっていくので、ぜひ実践してみてください。

今回参考にした本を下記に掲載します。ベストセラー『反応しない練習』の草薙龍瞬さんの著書です。

最後までご覧いただきありがとうございました。