今回は、こういった悩みに役立つ方法をご紹介します。
【モヤモヤするAさん】
普段、イライラしたり、落ち込んでいたりする時、理由がはっきりわからずに、悩んでいる時があります。
【TAROMARU】
悩みの理由がわからないと、苦しいときが続きますよね。
でも、逆に、悩みの理由がわかれば、悩みは「解決できる課題」に変換できます。
【モヤモヤするAさん】
「悩みの理由」ですか?具体的にはどうすればいいんですか?
【TAROMARU】
はい。一言でいうと、『ムダな反応をしているから』が悩みの理由です。改善方法として『あるものはあると正しい理解をする』ということです。
【モヤモヤするAさん】
ほぉ。
【TAROMARU】
はい。何か悩んでいるときは、ストレスや落ち込みなど『心がムダな反応をしているとき』です。
そういうときは、『自分の心の状態を言葉で確認(ラベリング)』してみてください。
【モヤモヤするAさん】
『ラベリング』ですか?
【TAROMARU】
はい。このラベリングをすることで、ムダな反応をした心を静め、落ち着きを取り戻せるようになります。
【モヤモヤするAさん】
それはいいですね。
【TAROMARU】
そしてこれを習慣化できれば、悩んでいる心の状態にすぐ気付くことで、素早く対処できるようになります。
そして、悩みを継続させず、深刻化させないことにつながるため、心のモヤモヤも晴れていきます。
【モヤモヤするAさん】
それはぜひ覚えておいて、身につけたいですね。
それで、具体的に『ラベリング』とはどうすればいいのですか?
【TAROMARU】
はい。「目をつむって」言葉で客観的に確認するのです。
例えば、
・「わたしは緊張している」
・「疲れを感じているな」
・「イライラしているな」
といった感じです。
【モヤモヤするAさん】
なるほど。自分の心の状態を、あたかも別の自分が観察するという感じですね。
【TAROMARU】
はい。ただ、この時注意してほしいことは、
・「またこんなことで緊張する自分が情けない」
・「疲れてるのに、仕事がまだまだあって嫌だなあ」
・「このイライラは、この人のせいだ。許せない。」
など、『いい、わるいなど余計な判断はしない』ということです。
あくまで『あるものはある』『ないものはない』が正しい理解になります。
【モヤモヤするAさん】
なるほど。勉強になります。ぜひ何とかものにしたいですね。
【TAROMARU】
そうですね。ちなみに、古代インドの賢者ブッダの知恵を借りれば、モヤモヤしているときの心の状態は3つに分類できます。
①何かに期待しすぎている、求めすぎている
(貪欲という状態)
②イライラしている、機嫌が悪い、ストレスを感じている
(怒りの状態)
③何か思い出したり、余計なことを考えてしまう
(妄想の状態)
ラベリングするとき、これらに分類するのもおススメです。
【モヤモヤするAさん】
わかりました。ぜひ実践していきたいと思います。
※本記事は、原著を踏まえたTAROMARUの解釈に基づき執筆しています。気になる方は、ぜひ原著をお読みください。